里親から里子への児童虐待・・etc
里親制度とは養子縁組とは違います。
2012-02-23 (Thu)
先日の19日、里親会主催でシンポジウムが行われたようで、
資料を色々送っていただいたので少し抜粋。
フリージャーナリストの小宮氏が大変な苦労をされて、今回の事件を
追っていたようで、その中に起訴されていない部分がありまして、
この起訴されていない部分が結構ショッキングでした。
その部分というのは、かいつまむと
・3歳児ではありえない膣口拡大、処女膜欠損。
・里親家族がベッドで寝ているなか、床に敷いた布団で一人で寝ていた
・眼底出血のほか、腹部や足の皮膚など新旧混在の傷が多数あった
(尋常でないほどの傷跡のある遺体)
起訴されなかったのは「いつ、どこで、誰が」が分からなかったからのようです。
詳しくは週間金曜を購読してみてください。
東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120220/CK2012022002000025.html
を見る限りだと、原因は
「施設で不適応になった最重症児が里子に出されている」と指摘。
「里子は施設を経ずに早期に里親へ委託するべきだ」と訴えた。
この部分なんですかね。ポイント。
>施設で不適応になった最重症児が里子に出されている
これ、本当にそうなのでしょうか?
私は私自身で何百回となく乳児院に足を運び、子どもを見てきました。
それこそ400回500回にのぼると思います。
その中で里親委託された子供も知っています。
その子が生後1週間で乳児院に預けられ、1歳半ほどで里親委託された流れも見てきました。
私は、その子が「施設で不適応になった最重症児」だとは思えません。
(「最重症児が里子に出されている」とあるので、乳児院からの里子のことも「不適応になった最重症児」で
いいんですよね?今回、死亡したのは3歳の子供ですし)
その子は1歳半ほどで、「にんじん」「いや」「わんわん」などとしゃべっていたので発達障害とも思えませんでした。
見知らぬ人にベタベタする行動もみられなく、人見知りもあり、乱暴な子ではなくとても愛嬌があり、
そこにいるだけで和む子で、いわゆる「癒し系」でした。
こう書くと「大人の顔色を伺って笑ってるだけ。愛想を振りまいてるだけ」と言われそうですが、
これは実際にその子を見てきた私には言えるのですが、そんなことはないです。
私が通称「葉っぱちゃん」と呼んでいた女の子。
おしゃべりで元気がよくて、頑固。
顔をみると「みてみて〜」とお洋服の柄を指差して「うさぎさんにリボン」と嬉しそうに教えてくれた子。
髪型が変わるとやっぱりお知らせに来てくれた。
私、こういう乳児院の子供たちを知っているから、余計「不適応になった最重症児」と言われたのが
悔しくて、泣けてきます。
シンポジウムでは、こんな言葉も出たそうです。
「宇都宮の事件も、今回の事件も乳児院からの委託でなければ起こらなかったのではないか」
(ここが「里子は施設を経ずに早期に里親へ委託するべきだ」の部分だと思います)
もらった資料にはこうありました。
【結論】
本件における当該児童相談所の里親委託過程における種々のレベルにおける
専門的実務の欠落・不十分さが、
里親認定に致命的な過誤をもたらし、 本来里親と認定されてはならない被告を
認定登録する事態を生じ、拙速なマッチングと委託後における里母子の関係についての
アセスメントを正常に行い得ぬままに、里母の支援要請を見過ごし、里子と里母の間に
不可避的な虐待関係を起こさせてしまったのである。
繰り返すが、里母の行為は極めて異常であり、精神鑑定の必要性の有無をも検討されて
しかるべきほどのものであるといえる。
しかしながら、筆者の分析による本件の最大犠牲者はもちろん里子自身であるが、
児童相談所の過誤により里親にさせられ、まともな準備も支援もなく里子を委託され、
想像だにしなかった虐待行為でしか自己防衛できなかった被告自身もまた、国家の
無策と自治体の専門性の欠落による社会的養護における犠牲者であると確信をもって
言わざるを得ない。
(本当にそのまま太字に下線で書いてありました)
〝里親にさせられた〟〝虐待行為でしか自己防衛できなかった〟〝被告も被害者〟
なら、乳児院、児童養護施設からの里子委託は全面的にやめましょうよ。
児童相談所の準備、人数が整うまで里親委託をやめましょうよ。
全ての準備が整ってからの方がいいって結論になりませんか?
知ってますか?里親委託での虐待比率は児童養護施設より約3倍も高いことを。
これは「施設の職員は、児童を虐待するほど関心がない」ですませますか?
そうならずに、なぜ施設での虐待は里親家庭より低いのかをマジメに考えて、
いいところは取り入れましょうよ。
今回の里親委託は「里子のために犬も買ったので、早くよこしてください」と、急かされていた部分もあるようです。
ですが、措置変更時の心理判定をしなかったのは児童相談所の落ち度の部分もあります。
けれど、その後の委託後3ヶ月の心理判定、6ヵ月後の医師判定では、みゆきちゃんは「新しい環境でのストレスがあるよう」と
診断されただけで「愛着障害」「発達障害」の診断は受けていません。
もし、こういう診断が下されていたら、必ず載せられていたと思います。
このときの医師面接では「やや小柄だが、通常の発育状況」と診断されています。
〝里親にさせられた〟の部分は主に児童相談所の認定時の過誤を示しているようです。
里親にするべきでない人物を認定した・・・ということで。
(祖父母は反対していた。協力できるかの確認がなかった。という主張です)
〝虐待行為でしか自己防衛できなかった〟 これは・・・・。
髪の毛が大量に抜けるほど掴み、壁に打ちつけ、耳が裂け首にまで
血が流れた跡が残り、体中のいたるところに(背中や足にも)新旧の痣ができるほど
3歳の女の子を虐待するのが「自己防衛」になってしまうんですか?
犬と一緒に床に寝かせ、「みゆきちゃんの扱いは犬並みだよ」と
言われるほどの扱いが「自己防衛」ですか?
レスパイトケアも利用し、みゆきちゃんの面倒もほとんど実子に見させ、
(実子が「私がみないとみゆきの面倒を見る人がいない」と言っていたそうです。
別の報告では「ご飯を作ってくれない」とも。)
保育所も利用し、みゆきちゃんと向かい合う時間ってどれだけですか?
事件が起こってから精神鑑定ではなく、里親認定時に精神鑑定するのはどうですか?
この子は小さな身体で、凄惨で過酷な大人からの自己防衛に耐え、虐待死しました。

*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*
■STOP child abuse, full STOP.■
*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*
・*・・*・‥‥・*・・*・・*・‥‥・*・
里親から里子への児童虐待
〜搾取される子供たち〜
└─────── http://child-abuse.main.jp/
参考資料:東京都児童福祉審議会児童虐待死亡事例等検証部会報告書 (里親事例 中間まとめ)
資料を色々送っていただいたので少し抜粋。
フリージャーナリストの小宮氏が大変な苦労をされて、今回の事件を
追っていたようで、その中に起訴されていない部分がありまして、
この起訴されていない部分が結構ショッキングでした。
その部分というのは、かいつまむと
・3歳児ではありえない膣口拡大、処女膜欠損。
・里親家族がベッドで寝ているなか、床に敷いた布団で一人で寝ていた
・眼底出血のほか、腹部や足の皮膚など新旧混在の傷が多数あった
(尋常でないほどの傷跡のある遺体)
起訴されなかったのは「いつ、どこで、誰が」が分からなかったからのようです。
詳しくは週間金曜を購読してみてください。
東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120220/CK2012022002000025.html
を見る限りだと、原因は
「施設で不適応になった最重症児が里子に出されている」と指摘。
「里子は施設を経ずに早期に里親へ委託するべきだ」と訴えた。
この部分なんですかね。ポイント。
>施設で不適応になった最重症児が里子に出されている
これ、本当にそうなのでしょうか?
私は私自身で何百回となく乳児院に足を運び、子どもを見てきました。
それこそ400回500回にのぼると思います。
その中で里親委託された子供も知っています。
その子が生後1週間で乳児院に預けられ、1歳半ほどで里親委託された流れも見てきました。
私は、その子が「施設で不適応になった最重症児」だとは思えません。
(「最重症児が里子に出されている」とあるので、乳児院からの里子のことも「不適応になった最重症児」で
いいんですよね?今回、死亡したのは3歳の子供ですし)
その子は1歳半ほどで、「にんじん」「いや」「わんわん」などとしゃべっていたので発達障害とも思えませんでした。
見知らぬ人にベタベタする行動もみられなく、人見知りもあり、乱暴な子ではなくとても愛嬌があり、
そこにいるだけで和む子で、いわゆる「癒し系」でした。
こう書くと「大人の顔色を伺って笑ってるだけ。愛想を振りまいてるだけ」と言われそうですが、
これは実際にその子を見てきた私には言えるのですが、そんなことはないです。
私が通称「葉っぱちゃん」と呼んでいた女の子。
おしゃべりで元気がよくて、頑固。
顔をみると「みてみて〜」とお洋服の柄を指差して「うさぎさんにリボン」と嬉しそうに教えてくれた子。
髪型が変わるとやっぱりお知らせに来てくれた。
私、こういう乳児院の子供たちを知っているから、余計「不適応になった最重症児」と言われたのが
悔しくて、泣けてきます。
シンポジウムでは、こんな言葉も出たそうです。
「宇都宮の事件も、今回の事件も乳児院からの委託でなければ起こらなかったのではないか」
(ここが「里子は施設を経ずに早期に里親へ委託するべきだ」の部分だと思います)
もらった資料にはこうありました。
【結論】
本件における当該児童相談所の里親委託過程における種々のレベルにおける
専門的実務の欠落・不十分さが、
里親認定に致命的な過誤をもたらし、 本来里親と認定されてはならない被告を
認定登録する事態を生じ、拙速なマッチングと委託後における里母子の関係についての
アセスメントを正常に行い得ぬままに、里母の支援要請を見過ごし、里子と里母の間に
不可避的な虐待関係を起こさせてしまったのである。
繰り返すが、里母の行為は極めて異常であり、精神鑑定の必要性の有無をも検討されて
しかるべきほどのものであるといえる。
しかしながら、筆者の分析による本件の最大犠牲者はもちろん里子自身であるが、
児童相談所の過誤により里親にさせられ、まともな準備も支援もなく里子を委託され、
想像だにしなかった虐待行為でしか自己防衛できなかった被告自身もまた、国家の
無策と自治体の専門性の欠落による社会的養護における犠牲者であると確信をもって
言わざるを得ない。
(本当にそのまま太字に下線で書いてありました)
〝里親にさせられた〟〝虐待行為でしか自己防衛できなかった〟〝被告も被害者〟
なら、乳児院、児童養護施設からの里子委託は全面的にやめましょうよ。
児童相談所の準備、人数が整うまで里親委託をやめましょうよ。
全ての準備が整ってからの方がいいって結論になりませんか?
知ってますか?里親委託での虐待比率は児童養護施設より約3倍も高いことを。
これは「施設の職員は、児童を虐待するほど関心がない」ですませますか?
そうならずに、なぜ施設での虐待は里親家庭より低いのかをマジメに考えて、
いいところは取り入れましょうよ。
今回の里親委託は「里子のために犬も買ったので、早くよこしてください」と、急かされていた部分もあるようです。
ですが、措置変更時の心理判定をしなかったのは児童相談所の落ち度の部分もあります。
けれど、その後の委託後3ヶ月の心理判定、6ヵ月後の医師判定では、みゆきちゃんは「新しい環境でのストレスがあるよう」と
診断されただけで「愛着障害」「発達障害」の診断は受けていません。
もし、こういう診断が下されていたら、必ず載せられていたと思います。
このときの医師面接では「やや小柄だが、通常の発育状況」と診断されています。
〝里親にさせられた〟の部分は主に児童相談所の認定時の過誤を示しているようです。
里親にするべきでない人物を認定した・・・ということで。
(祖父母は反対していた。協力できるかの確認がなかった。という主張です)
〝虐待行為でしか自己防衛できなかった〟 これは・・・・。
髪の毛が大量に抜けるほど掴み、壁に打ちつけ、耳が裂け首にまで
血が流れた跡が残り、体中のいたるところに(背中や足にも)新旧の痣ができるほど
3歳の女の子を虐待するのが「自己防衛」になってしまうんですか?
犬と一緒に床に寝かせ、「みゆきちゃんの扱いは犬並みだよ」と
言われるほどの扱いが「自己防衛」ですか?
レスパイトケアも利用し、みゆきちゃんの面倒もほとんど実子に見させ、
(実子が「私がみないとみゆきの面倒を見る人がいない」と言っていたそうです。
別の報告では「ご飯を作ってくれない」とも。)
保育所も利用し、みゆきちゃんと向かい合う時間ってどれだけですか?
事件が起こってから精神鑑定ではなく、里親認定時に精神鑑定するのはどうですか?
この子は小さな身体で、凄惨で過酷な大人からの自己防衛に耐え、虐待死しました。

*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*
■STOP child abuse, full STOP.■
*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*.゜.*:.。. .。.:*
・*・・*・‥‥・*・・*・・*・‥‥・*・
里親から里子への児童虐待
〜搾取される子供たち〜
└─────── http://child-abuse.main.jp/
参考資料:東京都児童福祉審議会児童虐待死亡事例等検証部会報告書 (里親事例 中間まとめ)
2012-02-15 (Wed)
2日間にわたり、サイトが403になってしまい申し訳ありませんでした。
どうやら私、入金するとき最後の最後でパスワード間違っちゃったみたいで
入金エラー起こしてたみたいです。
なんのことはない、自分のミスなので心配してしまった方、申し訳ありませんでした。
どうやら私、入金するとき最後の最後でパスワード間違っちゃったみたいで
入金エラー起こしてたみたいです。
なんのことはない、自分のミスなので心配してしまった方、申し訳ありませんでした。
2012-01-19 (Thu)
日本では機能しにくい里親制度を下の記事で紹介していますが、これは本当に納得させられました。
本当の意味で子供からの目線で記事が書かれていて。
>里親制度について調べてみると、行政やNPOが養育する親の側への対処を優先している
ように見える。
(中略)
>何よりも優先すべきは里子になる子どもに対する心のケア
特に上の文章。
もし、里親さん側のいうように、ほぼ里子だけ問題があり、(ほぼ里子全員が)愛着障害があり発達障害があり、
問題行動を起こし、暴言を吐き、暴力的で、狂言(嘘)で振り回し、里親はストレスで里子を虐待し、
死亡させてしまうまでになってしまうなら、まず ケアや支援を受けるのは里親ではなく、
問題を抱えている里子を最優先してケア・支援していかなければならないということ。
すごい単純だけど筋がちゃんと通ってる。
確かに、今までの里親制度の記事などを見ていても「行政や児童相談所からの里親へのケアや支援が
足りない、預けたら預けっぱなし」っていう「里親」を前提にしたもので、「里親制度の主役」であるはずの
「里子」はおざなり・・・どころか、なおざりにされているような印象。
里親への支援で700の児童養護施設に里親専門職員を配置の決定や、新たに里親への支援やケアの
記事が目立つなか、「里子へのケア・支援」はなかなか見かけないこと。
気軽に相談できる、本人が望めば秘密厳守にしてくれるところがあれば、里子になった子供も少しは
楽になるのではないかな。
現行の里親制度では「里子から」の解除はできないし、委託の話しが進めば里子に選択肢は
ほぼない。
(最近は、日本の里親制度の委託率を上げようと躍起になっているところも見受けられるので、
児童相談所も子供が里親委託可能と分かれば、それで進めるような気がします)
「里親になりたい」を叶えるための子供。
「里親へのケア・支援を」の影に埋もれる子供のケア。
もっともっともっと「里子中心」の「里子優先」の里親制度になってほしいものです。
本当の意味で子供からの目線で記事が書かれていて。
>里親制度について調べてみると、行政やNPOが養育する親の側への対処を優先している
ように見える。
(中略)
>何よりも優先すべきは里子になる子どもに対する心のケア
特に上の文章。
もし、里親さん側のいうように、ほぼ里子だけ問題があり、(ほぼ里子全員が)愛着障害があり発達障害があり、
問題行動を起こし、暴言を吐き、暴力的で、狂言(嘘)で振り回し、里親はストレスで里子を虐待し、
死亡させてしまうまでになってしまうなら、まず ケアや支援を受けるのは里親ではなく、
問題を抱えている里子を最優先してケア・支援していかなければならないということ。
すごい単純だけど筋がちゃんと通ってる。
確かに、今までの里親制度の記事などを見ていても「行政や児童相談所からの里親へのケアや支援が
足りない、預けたら預けっぱなし」っていう「里親」を前提にしたもので、「里親制度の主役」であるはずの
「里子」はおざなり・・・どころか、なおざりにされているような印象。
里親への支援で700の児童養護施設に里親専門職員を配置の決定や、新たに里親への支援やケアの
記事が目立つなか、「里子へのケア・支援」はなかなか見かけないこと。
気軽に相談できる、本人が望めば秘密厳守にしてくれるところがあれば、里子になった子供も少しは
楽になるのではないかな。
現行の里親制度では「里子から」の解除はできないし、委託の話しが進めば里子に選択肢は
ほぼない。
(最近は、日本の里親制度の委託率を上げようと躍起になっているところも見受けられるので、
児童相談所も子供が里親委託可能と分かれば、それで進めるような気がします)
「里親になりたい」を叶えるための子供。
「里親へのケア・支援を」の影に埋もれる子供のケア。
もっともっともっと「里子中心」の「里子優先」の里親制度になってほしいものです。
2012-01-11 (Wed)
*養子縁組と里親制度は違います。(養子縁組と養育里親の違い)
それを踏まえた上でお読みください。
----------以下 ガジェット通信「日本では機能しにくい里親制度」より-------------
1月6日の朝日新聞社説は「里親制度―なり手を掘り起こそう」。
「東日本大震災で親を失った子どもとその養育家庭を支援しようと、仙台市に
『東北・SOS子どもの村情報センター』ができた」ことや、そのセンターを設立した
のがNPO法人「子どもの村福岡」であることを紹介している。
市がNPOに里親普及事業を委託したところ、福岡市ではここ五年間の里親委託率が
6.9%から24.8%と「飛躍的に伸びた」という。里親委託率とは、特定の地域における
「里親委託児童数」「乳児院入所児童数」「児童養護施設入所児童数」の合計を分母に、
「里親委託児童数」を分子にして出した数字のことである。
里親委託率が増加している自治体は、福岡市の他にも大分県、宮城県などがあげられる。
福岡市の場合は、児童相談所とNPO、そして里親の連携が強まっていることや、里親に
対するケアの向上、制度の普及や啓発などが同時進行で行われていることが委託率の
増加につながっている。
朝日の社説で述べられているように、里親制度によって、親を失った子どもたちが「家庭的
環境で養育」され、社会による「長期的な支援の輪」が「子どもや養育家庭を支える仕組み」を
つくっていくことは、基本的には歓迎すべきことである。だが、日本での里親制度には克服すべ
き問題も多くあることを忘れてはならない。
たとえば、ネットで「里親」を検索してみよう。すると、検索の上位に現れるのは人の里親に
関するページではなく犬や猫に関するページだ。ネット環境で物事を判断するのは危険ではある。
しかし、日本で「里親」といえば、人よりも犬や猫に関するものだと一般的に認識されている可能性は
否定できない。これは、日本の行政による里親制度の一般への啓発が決定的に不足していたことを
示す事例だといえる。
また、里親制度について調べてみると、行政やNPOが養育する親の側への対処を優先している
ように見える。たしかに、親の側に里子を受け入れる心構えや金銭的な裏付けがなければ、
里親制度そのものが成立しない。とはいえ、何よりも優先すべきは里子になる子どもに対する
心のケアであり、里親とのコミュニケーションがうまくいくのかどうかを長期的に見守っていく姿勢であろう。
伝統的に「家」的なものを重んじてきた日本社会では、ある家庭に他人の子どもが入り込んで生活して
いくことには困難がつきまとう。そんな伝統は崩壊しつつありそうなものだが、「世間」というタイトな枠組み
のなかでは、いまだ形式的にその残骸が残っている。そして、その残骸によって、里子となった子どもたちが
息苦しくなることも予想される。
繰り返すが、親のいない子どもを家庭環境の元で育てるという方針自体には賛同する。しかし、日本では
里親制度に対する啓発が不足していることと、子ども自身がどれだけ主体として里親制度に関わっている
のかという疑問が残る。行政とNPO、里親、そして地域社会が一体となり、それらを改善していく必要がある。
最後に、小5から1年間ほど里親にいったことのある筆者の経験からいうと、里親と里子のソリが
合わないようなケースもありうる。里親の側には、長期的な養育を目指す一方、里子が自分の
家庭に適応しているのかどうかをしっかりと見守っていただきたい。適応していなければ、そのまま
無理をして養育するではなく、関係各所と相談しながら、里子に別の道を準備するような姿勢も求め
られているのではないか。
(谷川 茂)
http://getnews.jp/archives/161512
それを踏まえた上でお読みください。
----------以下 ガジェット通信「日本では機能しにくい里親制度」より-------------
1月6日の朝日新聞社説は「里親制度―なり手を掘り起こそう」。
「東日本大震災で親を失った子どもとその養育家庭を支援しようと、仙台市に
『東北・SOS子どもの村情報センター』ができた」ことや、そのセンターを設立した
のがNPO法人「子どもの村福岡」であることを紹介している。
市がNPOに里親普及事業を委託したところ、福岡市ではここ五年間の里親委託率が
6.9%から24.8%と「飛躍的に伸びた」という。里親委託率とは、特定の地域における
「里親委託児童数」「乳児院入所児童数」「児童養護施設入所児童数」の合計を分母に、
「里親委託児童数」を分子にして出した数字のことである。
里親委託率が増加している自治体は、福岡市の他にも大分県、宮城県などがあげられる。
福岡市の場合は、児童相談所とNPO、そして里親の連携が強まっていることや、里親に
対するケアの向上、制度の普及や啓発などが同時進行で行われていることが委託率の
増加につながっている。
朝日の社説で述べられているように、里親制度によって、親を失った子どもたちが「家庭的
環境で養育」され、社会による「長期的な支援の輪」が「子どもや養育家庭を支える仕組み」を
つくっていくことは、基本的には歓迎すべきことである。だが、日本での里親制度には克服すべ
き問題も多くあることを忘れてはならない。
たとえば、ネットで「里親」を検索してみよう。すると、検索の上位に現れるのは人の里親に
関するページではなく犬や猫に関するページだ。ネット環境で物事を判断するのは危険ではある。
しかし、日本で「里親」といえば、人よりも犬や猫に関するものだと一般的に認識されている可能性は
否定できない。これは、日本の行政による里親制度の一般への啓発が決定的に不足していたことを
示す事例だといえる。
また、里親制度について調べてみると、行政やNPOが養育する親の側への対処を優先している
ように見える。たしかに、親の側に里子を受け入れる心構えや金銭的な裏付けがなければ、
里親制度そのものが成立しない。とはいえ、何よりも優先すべきは里子になる子どもに対する
心のケアであり、里親とのコミュニケーションがうまくいくのかどうかを長期的に見守っていく姿勢であろう。
伝統的に「家」的なものを重んじてきた日本社会では、ある家庭に他人の子どもが入り込んで生活して
いくことには困難がつきまとう。そんな伝統は崩壊しつつありそうなものだが、「世間」というタイトな枠組み
のなかでは、いまだ形式的にその残骸が残っている。そして、その残骸によって、里子となった子どもたちが
息苦しくなることも予想される。
繰り返すが、親のいない子どもを家庭環境の元で育てるという方針自体には賛同する。しかし、日本では
里親制度に対する啓発が不足していることと、子ども自身がどれだけ主体として里親制度に関わっている
のかという疑問が残る。行政とNPO、里親、そして地域社会が一体となり、それらを改善していく必要がある。
最後に、小5から1年間ほど里親にいったことのある筆者の経験からいうと、里親と里子のソリが
合わないようなケースもありうる。里親の側には、長期的な養育を目指す一方、里子が自分の
家庭に適応しているのかどうかをしっかりと見守っていただきたい。適応していなければ、そのまま
無理をして養育するではなく、関係各所と相談しながら、里子に別の道を準備するような姿勢も求め
られているのではないか。
(谷川 茂)
http://getnews.jp/archives/161512
2012-01-03 (Tue)
2011-12-31 (Sat)
今年もたくさんの人にお世話になりました。
そしてご協力ありがとうございました。
明日は新年です。
いいお年を迎えられますように。
私は今年は除夜の鐘でも撞きに行こうかなぁと思ってます。
混んでるんだろうな・・・・。
そしてご協力ありがとうございました。
明日は新年です。
いいお年を迎えられますように。
私は今年は除夜の鐘でも撞きに行こうかなぁと思ってます。
混んでるんだろうな・・・・。
2011-12-15 (Thu)
どちらかを「より良く」見せるためには、どちらかを「より悪く」表現しなくては
いけない。
「美談」にするためには「醜く悪く」なってくれる人柱がいる。
その人柱が「施設の子供」であり「里子」であり「子供」
大人をキレイにみせるために、子供を醜く悪いものにする。
問題を起こすのは常に「子供」で、その問題を解決するのは常に「大人」
子供が大人に虐待されたり殺されると、「子供の問題」を掲げる。
「大人の問題」は?
「実親が〜」
そこに実親がいましたか?
「子供が〜」
その手は子供を破壊するためのものですか?
包みこむためのものですか?
自分達をよりキレイに良いものに見せようと、子供を犠牲にして
子供に酷い言葉を平気でぶつける。
「問題児」「〜障害」「嘘つき」「暴力的」「捨てられた子供」
これらを言われる子供の気持ちなんか考えてない。
もし、大人をキレイに見せるために、子供を犠牲にしている文章や漫画などを
当事者の子供が見た場合、どう感じると思いますか?
喜ぶと思いますか?そこに将来の希望が見出せますか?
これらの言葉は大人になってからでも、ずっとつきまとうものです。
なぜ、もっとより効率的に子供を傷つけることを考えますか?
大人が気持ちよければそれでいいですか?
大人がヒーローでいたいために、なぜ子供を悪役しますか?
精神的虐待はいつまで続きますか?

いけない。
「美談」にするためには「醜く悪く」なってくれる人柱がいる。
その人柱が「施設の子供」であり「里子」であり「子供」
大人をキレイにみせるために、子供を醜く悪いものにする。
問題を起こすのは常に「子供」で、その問題を解決するのは常に「大人」
子供が大人に虐待されたり殺されると、「子供の問題」を掲げる。
「大人の問題」は?
「実親が〜」
そこに実親がいましたか?
「子供が〜」
その手は子供を破壊するためのものですか?
包みこむためのものですか?
自分達をよりキレイに良いものに見せようと、子供を犠牲にして
子供に酷い言葉を平気でぶつける。
「問題児」「〜障害」「嘘つき」「暴力的」「捨てられた子供」
これらを言われる子供の気持ちなんか考えてない。
もし、大人をキレイに見せるために、子供を犠牲にしている文章や漫画などを
当事者の子供が見た場合、どう感じると思いますか?
喜ぶと思いますか?そこに将来の希望が見出せますか?
これらの言葉は大人になってからでも、ずっとつきまとうものです。
なぜ、もっとより効率的に子供を傷つけることを考えますか?
大人が気持ちよければそれでいいですか?
大人がヒーローでいたいために、なぜ子供を悪役しますか?
精神的虐待はいつまで続きますか?





